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沖縄料理の特徴とは?沖縄の食文化について調べてみました

みなさんが頭に思い浮かべる沖縄料理といえばなんでしょうか?
沖縄そばやチャンプルーなど今では有名な料理も増えましたが、もっといろいろな料理を知ってもらうためにも、沖縄料理の特徴ってなんだろう?ということで、食文化の歴史についてもすこし調べてみました。

沖縄料理を扱うお店も全国的に増えて、どこでも沖縄の料理を味わうことができるようになっていますので、少し知識をつけたうえで沖縄料理を味わってみてくださいね!

沖縄料理の特徴は?

沖縄ならではの気候や環境でとれる食材

沖縄の料理が全国の料理とくらべ少し特殊と思われる点として、沖縄ならではの食材が使われることがあげられます。
沖縄では本土との気候の違いもあり、熱帯や温帯地域でとれる野菜などが多く栽培されています。
野菜でいえばゴーヤー、冬瓜、オクラ、らっきょうなどが特産品となっており、果物でいうと、シークヮーサー、パイナップル、マンゴー、バナナ、ドラゴンフルーツなど熱帯地域などでしか作られない果物の生産も全国1のシェアを誇っています。

また、周りを海に囲まれていることもあり、海藻類が多く食べられてきたり、暖かい地域にしか生息しない、グルクン(タカサゴ)、イラブチャー(ブダイ)、アバサー(ハリセンボン)などの魚が使われるのも特徴のひとつになっています。

くわえて、それぞれの食材や料理名にも方言が使われ、チャンプルーやイリチーなどと、現在でも変わりなくよばれている点も沖縄料理の大きな特徴のひとつでしょう。

沖縄料理でよく使われる食材は?

沖縄料理に豚肉はかかせない!

沖縄でとれる野菜や魚も料理によく使われますが、なんといっても沖縄の料理に欠かせない食材といったら豚肉でしょう。
ラフテー、ティビチ、ミミガー、ナカミ、沖縄そば、と豚の頭の先からつま先、骨、内臓までと、余すことなく沖縄料理に使用されています。

豚肉の歴史を遡ると、琉球王朝が作られた14世紀ごろから沖縄では豚肉を宮廷でのおもてなしの料理として使用されており、養豚の発展とともに徐々に一般の家庭にも広まり、18世紀ごろになると、家庭のお祝い事などでも欠かせない食材として親しまれてきたそうです。

沖縄こだわりの島豆腐

沖縄ではチャンプルーに代表されるように豆腐がとてもよく食べられます。
豆腐といっても全国的に食べられている木綿豆腐や絹豆腐ではなく、島豆腐とよばれる沖縄ならではの豆腐です。
島豆腐は通常の豆腐とは製造工程に少し違いがあり、大豆をふやかしたのち、すりつぶして絞ってから火を入れるという、「生しぼり」という製法が使われています。
通常の製法よりも手間も労力もかかるそうですが、古くからこの製法でつくられています。

この手間暇かけて作った島豆腐は、通常の豆腐よりも栄養価が残りやすく、タンパク質が1.3倍ほど多く含まれているそうです。
そうして作られた豆腐は、形にいれて固められて島豆腐、固める前のふわふわの状態のゆし豆腐となり、さまざまな料理に使われています。

沖縄料理の歴史と沖縄の食文化

琉球王朝時代から残る食文化とアメリカの食文化

これまで、地のものの野菜や魚、豚肉や豆腐を使った料理の背景など解説してきましたが、これらは中国を源流とする、琉球王朝時代からの食文化として残ってきているもので、琉球料理といわれることもあります。

もう一方で現在の沖縄の食文化にかかせないのが、戦後アメリカの影響により根付いた食文化です。
タコライスやランチョンミートなどを使ったスパムおにぎりなどもいまでは沖縄の食文化のひとつです。
米軍基地近くで生まれた料理や、ランチョンミート、コンビーフ、キャンベルスープなどアメリカ発祥の缶詰が持ち込まれ広まったのが由来といわれています。

また、アメリカの影響の食文化として、本土にくらべ、ハンバーガーやステーキなども沖縄ではいち早く食文化として根付きました。
A&Wに代表されるように、沖縄では今でも多くのハンバーガーやステーキの専門店があり、独自のファーストフードの食文化が広がっているのも特徴のひとつとなっています。

沖縄食文化豆知識

ダントツでステーキ店が多い!

沖縄にはハンバーガーやステーキなどの食文化があることについて前項で触れましたが、ステーキ店の比率は人口あたりに換算すると全国でダントツに多いそうです。

最近の調査では、県内のステーキ店は150店舗を超えており、人口10万人あたりに換算すると10店舗を超えるといいます。
全国平均は10万人あたり、3.2店舗ということなので、沖縄は3倍以上多いことになります。
ダントツでステーキが好きな食文化ということですね。

魚介類消費量が全国最下位!?

海に囲まれた沖縄県がまさか?とおもいますが、実は魚介類の消費量が全国ワースト1なんです。
総務省の家計調査から魚介類の消費量ランキングが発表され、沖縄県は魚介消費量が全国でもっとも少ないことがわかりました。
原因のひとつといわれているのが、沖縄でとれるマグロやカツオを除くと亜熱帯地域でとれる淡白な白身の魚が多いということがあげられるそうです。一般的に家庭で焼き魚などで食べる魚が少ないというこということですね。

因果関係があるかはわかりませんが、豚肉が大好きだったり、ステーキ店がダントツで多いということを聞いてからだと、魚の消費量が少ないというのもすこし納得してしまう気もしますよね、、、。

今回はそんな沖縄料理の特徴についてご紹介しました。
県外とはまた違った食文化で、面白いですよね!
また次回のブログもお楽しみに♪

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